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この日記は私個人の感想を書いている日記です。

だから、もし何か興味を持たれても、全て自己責任でお願いします。



2011年09月 目次
09月18日(日)東京ゲームショウ感想

09月18日(日)   東京ゲームショウ感想

最新事情を知る為、東京ゲームショー(TGS)へ行ってきました。
感想は既にツイッターに書いた内容を改定して、こちらにも記載します。



ネットだけでは現場の雰囲気は分からないと考え、時間が無い中TGSに行ってきました。
滞在時間90分です。(後述しますが、酷い会場だったので辛くて途中帰りました。)

で、感想。ランダムに羅列します。



グリーに関してはやはり私では携帯電話ゲームについて理解できなさそうです。
そもそも携帯メールすらしない人間と言うものある。
しかし、スマフォは結構驚きました。
今のスマフォ、3Dゲームも結構しっかりしたのあるんですね。
更に性能が上がれば、お手軽かつ作りはしっかりしたゲームがどんどん出てくると思えました。



TGSそのものについては、非常に印象悪かったです。
混雑は仕方ないとは言え、ゲームに触れないのではゲームイベントとして意味が有りません。
カメラ野郎が通路ど真ん中で撮影始めたり、声優イベントで人だかりが生まれて通路が詰まったり、
いい加減にしろと言いたかったです。

この問題点は、何年も前から何も変わってないのですね・・・。
PSエキスポ時代はゲームの試遊中心だったのが、TGSになって何時しかイベント重視に。
それが理由で、以前欠かさず行ってたゲームショーももう何年も行ってなかったのですが、
今年は雰囲気を掴む必要があると我慢して行ったのですが、やはり印象最悪でした。



他に興味深いのは、グリーの展示手法。これは他社も真似るべきだと感じました。
具体的には、白を基調としてブース全体が明るいのが良かった。
他社は黒を基調に全体を暗くしてゲーム画面を栄える様にしてましたが、
導線が分かり難くてイメージ悪かったし、これではマスコミに対するイメージが良くないと思います。

グリー以外では、唯一SCEの周辺機器が展示してあった壁一面が明るく、
ソコから他人のゲームプレイ画面も良く見えて、その一角だけは非常に良かったです。



3DSで発表されたMH3Gについては、結構人気あったように見えました。
MGS3もモンハン3も並んでました。
ぱっと見ではちゃんと動いているように見えるので、普段ゲームあまりしない人には、
低解像度も購買意欲には余り影響しないかもしれません。 かなりハードを引っ張ると思います。

PSVについては、こちらも混雑で触る事すら出来ませんでした。
なので壁に展示してあった物を見ただけでの印象ですが、まんま「PSPの次世代機」な感じ。
「PSPを最新技術できちんと作り直したらこうなった」といった印象です。
予想より結構コンパクトな印象。高級感もあり、しっかりしたハードに見えました。
ただし見た目がPSPにそっくり。これがどう影響するか・・・。

つまり、問題はやはり25000円と言う価格になってくると思います。
「PSPの最新機種を1万円高く買うか?」と言う問答になり、
一般層には「PSPで十分」と”最初”はなると思う。
その辺は、ゲームの作りやすさでソフトラインナップを増やしてゲーマーを呼び込む。
時間を稼いでソニー得意分野のシュリンクで価格低減、と言ういつものシナリオなんだと思います。



では携帯CS機市場に関してはどうなるか?
予想としては、WiiとPS3みたいな事の再現になると思います。一旦3DSが先行。
しかし性能差から先に陳腐化して次世代機へ移行となり、その際にPSVへ客が移動。と予想。

ただ、仮にMH3GがPSVに来ていたら、その状況にすらならず一方的にPSVの圧勝になってたと思います。
SCEの苦手とするスタートダッシュが成功するだろうから。
そういう意味では、また無意味にハードシェアが混乱するだろうし、
「カプコンは本当余計な事をしてくれる」と言うのが率直な感想。
私はモンハン最新作はPSPとPSVITAのマルチになると予想していたので大外れでした。

あと、据置復権の可能性を少し感じました。
バトルフィールド3がかなり画面が綺麗だった(PC版には及ばないが相当良い)のと、
PSP移植のMGSPWとゴッドオブウォーPS3版が結構良い画面に仕上がってた事が根拠。
つまり、ハイエンドを網羅しつつ、PSPソフトも網羅できる体制になると予想します。

ただし問題はスマフォと携帯電話。あのお手軽路線は脅威です。
会場でも客層も会場の雰囲気すら異なり、まさに「一般向け」な印象を醸し出してました。
(あまりの混雑にグリーブースに避難しただけの可能性もありますが。)
任天堂が目指していた一般向け層の開拓は、全部持ってかれると見て良いと感じました。



グリーについて追加で書くと、商売上手いと感じました。
展示の仕方一つでも、上手い事やっていたと感じます。

具体的には、先ほど書いたブースの明るさの違い。
他には、グリーはファッションショーみたいなのもやってました。
TGSで何故?と思いましたが、コナミが声優イベントやってる事と比べると、
一般層は近寄り易いとも言えます。イベントの客層もありますので一様には
賞賛はできないけど、参考になる部分はあると思えましたた。

本当にグリーは全く客層が違ってました。
(混雑から逃げてきただけかもしれませんが、そんな層が気軽に手にとってるのは事実。)
ただ、従来のゲームメーカーも従来層(CS機)をしっかり足元固めた上で、
ソーシャルにも参入するのは有りだと思いました。 新規層の開拓、お手軽ゲーム市場の開拓。



個人的には、CSゲーム機メーカーには
ソーシャルゲームの特徴を分析して、グリーなんぞ太刀打ちできない
良質お手軽ゲームを作って欲しいなぁ〜とか勝手に希望していたりします。
なお念のために書きますが、CS機(従来層向けゲーム)をきっちりと作った上での話。
それをしないと、任天堂みたいになると思います。

つまり、「欲張らない範囲で」ソーシャルに参入して欲しいな、っていうのが、私の個人的希望。

新分野で儲かり過ぎると会社全体がそっち重視になり、従来分野を軽視。
従来分野の人員を移動・削減。
その後、新分野が頭打ちになった時に、原点回帰で従来分野に方向転換。
しかし人事移動で従来分野のノウハウは消失したしまった後。
結局、従来分野でも他社に追い抜かれて後の祭り。
って事にだけはならないで欲しいと切に願います。

2011年09月18日18時00分
作成時間60分




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