上海アリス幻樂団創作物の二次創作・使用関連ページ





各地にて公開されている二次創作・使用に関する情報を見ていた所、

「基本的な前提条件」の説明が少ない様に感じました。

これは、世間一般的に当たり前の話である為、特に語られていないのかもしれません。



しかし、必ずしも全ての方が同じ認識であるとは限りません。

そこで、前提条件を筆者(タッカー)が自分なりに纏めました。

(内容に関しては、作成後にZUN氏にご確認いただき、その意向に沿う形で一部改変いたしました。

 現在は改変後の内容となっております。 )



故に、以下の内容は全て「上海アリス幻樂団様の場合」になります。

細かい条件は「各著作権保有者」毎に違いますので、

以下の内容全てが「世間一般の線引き」と言うわけではありません。

(例えば、別のサークル様がオリジナルゲームを作られた場合は、

 そのサークル様独自の条件が存在します。)



この点だけは誤解無き様、どうぞよろしくお願いいたします。






上海アリス幻樂団様の場合の著作権の基本概念(文章作成・文責:タッカー) ================= 法的な言葉の意味としては違っているでしょうが、 ここでは、「二次創作物」と「二次使用」を以下の物として話を進めていきます。 二次創作物  元となる作品(今回の場合は上海アリス幻樂団様の製作物)を元にして新たに製作した物。  大元のネタ(基本旋律・キャラクタ・ストーリー、等)は上海アリス幻樂団様の製作物を元にしているが、  製作したその物は全て別途新たに一から製作されている。  例:自分で描いたキャラクタ絵、耳コピーして作った曲、アレンジして作った曲、東方の世界が舞台の小説・ゲーム、等 二次使用  上海アリス幻樂団で製作された物に変更を加えず、もしくは変更を加えた状態で、  別の用件に使用する事。 ================== 法的&常識的な「基本」解釈(考えの骨格部分)二次創作物を「製作者個人」でのみ楽しむ場合(配布&公開を行わない場合)は  どんな二次創作をしようと自由。    例:自分でアレンジ音楽を作成して、誰にも聞かせずに自分だけ聞いて楽しむ。 ・製作した二次創作物を「配布&公開」する場合は  有料・無料を問わず、元になる一次製作物の製作者の許可が必要。    例:自分でアレンジ音楽を作成して、サイト上で公開する。音楽CDとして売る。 ・「個人で楽しむ限り」においては本来の目的外での二次使用も問題無い。  ただし、それによって何か不利益をこうむった場合は全て自己責任となる。  (もっとも、製作者の用意した「本来の使用方法」ではないので、二次使用はどちらにしてもお勧めは出来ない。)    例:購入したゲーム内のWAVデータを使用して音楽CDを作成して、自分だけで楽しむ。 ・二次使用したものを「配布&公開」する場合は、  有料・無料を問わず、元になる一次製作物の製作者の許可が必要。    例:購入したゲーム内のwavデータを、自分の作ったゲームに同梱して配布&公開する ================== そして、上記の基本解釈を踏まえた上で、 「上海アリス幻樂団様では以下の考えの元に、各二次創作物の許可(※)に関する回答をされている」 と言う考えになります。   ※「二次使用」ではありません。あくまでも「二次創作」についてです。    「二次使用」については、不正コピーに関する問題も関わってくる為、    「二次創作と同じ条件」には決してなりません。 ・著作権侵害は、著作権者が訴えない限り罪にはなりません。  しかし、実際に訴えにまで発展するという事はそれ程ありません。  それは、多くの同人サークルの様に二次創作によって支えられている場合もある為です。  ですが、本来、著作権保有者の許諾の無い二次創作・二次使用は全て著作権を侵害している事になりますので、  この点の認識だけは、きちんと理解しておく必要があります。 ・とはいえ、完璧に一つ一つ毎に許可を与えていると、内容の確認と許可を出す作業だけで大変な作業となり、  製作者側の人手が足りません。  例えば、ある個人サイトに東方絵を掲載するたびに許可を取っていたら、凄まじい作業量になってしまいます。  (これは東方に限らず、一般的な企業でも同じ事が言えます。) ・上記理由により、完璧に全ての案件で個別の許可を与える事は不可能です。  そこで、ZUN氏が設けられているガイドラインを見て、それに同意し従うことで許諾を得たものと  判断する事になります。  (なお、このページはその手助けを目的として作成しました。) ・「各製作者が個別に策定した条件」に当てはまらない場合は、  「許可を与えられた」のでは無く、「許可を与えられていない」と解釈しなくてはなりません。  故にその場合は、別途個別に製作者の許可を受ける必要があります。 ・「常識的な範囲」という言葉が出てくる事があるかもしれませんが、  それを一概に定義することは出来ないでしょう。  ただ、あえて「大まかな概念」を言うならば、以下の様になります。   ・悪意が無い事   ・他人に迷惑をかけない事  結局の所、これををきちんと守れば、そうトラブルは起こらないでしょう。 =========================== とりあえず、判断に迷う事があった場合は、 「周囲の友人やネット上の掲示板で他の人の意見を聞く」のが良いのでは無いでしょうか? 前例を調べてみるのも良いでしょう。 それでも分からない場合は原作者(ZUN氏)に聞くしかありません。 「自分が基準」では無く「原作者が基準」と言う気持ちと原作者への敬意の念を忘れない事が重要。 そうすれば、そうそう問題は起きることはないでないでしょう。 (2004/2/3作成)

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